去る2023年7月11日12日にかけて、高知県にある高知県立牧野植物園へ行ってまいりました。 海藻の採集旅行の途中ということもあり、11日は50分弱、12日も1時間30分程度と少ししかいられませんでしたが、常設展示やミュージアムショップでのグッズ購入を楽しみ…
※このページの文章は専門家による監修を受けていません。参考としてご覧ください。 能登半島周辺に生育するホンダワラの仲間に ウスイロモク Sargassum pallidum という種類がいます。 本種は国内での生育範囲が秋田県~石川県・富山県までとされており、日…
突然ですが日本郵便の 手作り風はんこ作成ツール https://nenga.yu-bin.jp/hanko_enter/ をご存知ですか。 手持ちの画像をはんこ風に変換してくれて、めちゃくちゃ楽しいサイトです。 そのはんこ画像、落款としても使えそうでしたので、試しに作ってみました…
2021年の9月30日以降、ここ約一ヶ月半の間、石川県と富山県にまたがる富山湾西部海域沿岸で、ウスイロモク(Sargassum pallidum)の大量打ち上げが続いています。 枝切れまで含めると、今日(2021年11月14日)までに150以上の藻体を打ち上げ採集しています。 こ…
紅藻 クシノハ Dasyclonium flaccidum 採集日:2021年10月9日 採集場所:石川県能登半島 着生基質:ウスイロモク(Sargassum pallidum) 2枚目と3枚目は四分胞子嚢と嚢果なのかな? めっちゃ小さい
サイアノタイプという写真の撮影方法があります。 サイアノタイプは青写真や日光写真とも呼ばれ、その美しい青色から多くの人に愛されています。 イギリスのアンナ・アトキンス[Anna Atkins](1799~1871)は植物学者にして「世界で最初の女性写真家」として…
1. はじめに 2. 藻体 3. 葉 4. 葉の変色 5. 茎と主枝 6. 主枝上の棘 7. まとめ 1. はじめに ホンダワラの仲間に ウスイロモク Sargassum pallidum という種類がいます。 『新日本海藻誌』(吉田忠生 1998)では新潟県から秋田県、島袋(2021)では北は秋田県から…
2021年7月に私がTwitter(@clado_glomerata)に載せたクレジット写真をまとめました。 撮影場所はすべて能登半島かその周辺です。 日付は撮影日です。 分かるものに関してはなるべく種名を付けていきます。 2021.07.01 カギケノリ(Asparagopsis taxiformis) 20…
2021年6月に私がTwitter(@clado_glomerata)に載せたクレジット写真を以下にまとめました。 この月からクレジット入りの写真を投稿し始めました。 個人的にもどこかにまとめてあると助かるので、これから出来れば毎月まとめていきたいですね。 撮影場所はすべ…
2021.06.10 この日、能登半島に自生するエゾノネジモクを撮影することが出来ました。 褐藻 エゾノネジモク Sargassum yezoense この海藻はナラサモ (Sargassum nigrifolium) 同様、外海に面する波当たりの強い場所に好んで生えています。 個人的にはなかなか…
富山県某所(富山湾西部海域)で撮影した褐藻ヒジキ(Sargassum fusiforme)です。 1,2枚目と3,4枚目の間は2週間ほど空いていますが、生殖器床が目に付くまで大きくなっていました。 ヒジキの生殖器床は初めて見たので、うれしかったです。以下、 1,2枚目:2021.…
2021.05.31 この日、能登半島某所で褐藻ツルモ (Chorda asiatica) とその体上に着生したニセモズク (Acrothrix pacifica) を見つけました。 たくさん写真に撮ったので、このブログにも一部をあげたいと思います。 能登半島周辺に生育する海藻各種について、…
最近TG-5を使っての水中撮影にドはまりしています。 打ち上げ採集メインであった今までは、上から見下ろす構図でしか生態写真を撮ってきませんでした。 しかし一たびカメラを水中に沈めると、海藻と目線を合わせた構図や風景を写真に収めることが出来、生き…
先日、生殖器床(receptacle)を付けた褐藻ホンダワラ類の仲間 フシイトモク Sargassum microceratium を打ち上げ採集しました。 何気なくネットで日本語/英語それぞれでフシイトモクの生殖器床の画像を検索したところ、軽く探した限りでは見つかりませんでし…
2021年2月25日 とても気持ちの良い日和となったこの日、能登島へ海藻散策へ出かけました。 波穏やかな今日このごろ まだ少し寂しいかな... 潜りたいな カバノリ 毎年生えてくるね マクサかな? 柔らかそうなベッド 真ん中の海藻何だろう? ぷにぷに こういう…
日本に産する南方系ホンダワラ類の中で、本州でも一般によく観察される種類に エンドウモク Sargassum yendoi があります。 私が初めてエンドウモクについての記事を書いてから1年以上が経過しました。 この間に生殖器床を付けた個体を採集したり、付着器を…
去る2021年2月6日、石川県能登半島某所にて紅藻 クシノハ Dasyclonium flaccidum を採集することができました。 ノコギリモク (Sargassum macrocarpum) の葉を基質としていました。 クシノハについては記述のある図鑑も少なく、また学名で検索してもネット上…
能登半島周辺のホンダワラ科植物を紹介するHPを将来的に立ち上げたいので、そのひな型としてこのブログを頑張って更新していこうと思う。 当面は個別の海藻種の紹介と打ち上げ採集の様子をゆるく伝える2パターンになるかなぁ。 今回は後者、海藻が生えている…
2020年10月8日 釧路~阿寒湖~釧路 本日より海藻採集からはしばらく離れ、旅の紀行文がメインとなっていきます。 それでも少しは海藻・藻類の話題を何とか入れたいと思っていますので、お暇なときに読んでいただけたら嬉しいです。 そう考えると、この一連の…
2020年10月7日 塘路~霧多布~釧路 晴天となった15日目、私は3日前に ゴヘイコンブ Laminaria yezoensis が採れた霧多布の浜へ再び向かいました。 なんと気持ちのよい朝でしょう 浜に着くとさっそくゴヘイコンブを探し始めましたが、残念ながらもう打ち上げ…
2020年10月6日 中標津~羅臼~塘路 早いものでもう自宅を出発してから2週間となりました。 そろそろ海藻採集も潮時です。 自宅の冷凍庫がもうパンパンであると家人から連絡があり、物理的に海藻を拾う限界が来てしまったのです。 行程的にも今日訪れた羅臼を…
2020年10月5日 根室~納沙布~床丹~中標津 1.根室 2.納沙布岬 3.床丹 1.根室 根室市内のホテルを出発した私は、納沙布岬へ向かう途中、良さげな浜辺があったので打ち上げを見に寄ってみました。 天候は大間以来となるあいにくの雨模様でしたが、幸いに本降…
2020年10月4日 厚岸~藻散布~霧多布~根室 注意:11日目は特に採集も行わず、また旅の疲れか昨夜は爆睡してしまったので、欠番となります。 1.厚岸沿岸 2.藻散布 3.霧多布 1.厚岸沿岸 先に書いておきます。 今日は神の一日でした。 私が北海道で採りたいと…
2020年10月2日 日高(三石)~襟裳岬 みついし昆布温泉 蔵三 をチェックアウトした私は、そのままホテル裏の浜辺を散歩がてら打ち上げ探しを始めました。 ここのホテルは本当に良かったです。 とにかく部屋が広くてきれいでした。 また泊まりたいです。 打ち上…
2020年10月1日 苫小牧~日高(静内・三石) 苫小牧を出発した私は、北海道新ひだか町静内の海岸で打ち上げ観察を行いました。 幸いなことに、たくさんのコンブが浜に打ち上がっていました。 打ち上がっていたコンブをよく見ると、中帯部は狭く緩い溝状(反対面…
2020年9月30日 室蘭~苫小牧 本日は昨日も立ち寄った電信浜へ再び向かいました。 車は近くの文化センターに停めることができます。 朝9時半ごろの様子です。 昨日よりだいぶ潮位が低いです。 今日 昨日 浜を歩くと、すぐにマコンブの打ち上げが目に入ってき…
2020年9月29日 鹿部~国縫~長万部~室蘭 私は今このブログを、室蘭の道の駅で夜の潮風に当たりながら書いています。 室蘭港は鏡のように凪ぎ、時々涼やかな夜風が潮の香りを運びます。 前夜のように少し背伸びしたホテルに泊まるのも良いですが、こうして穏…
2020年9月28日 函館~恵山~茅部~鹿部 函館フェリーターミナルで車中泊した私は、午前6時半、ついに北海道海藻採集を開始しました。 最初の目的地は函館市立待岬。 朝日の昇る絶景の中崖を降りていくと、海岸線との間にわずかな岩場が見えてきました。 この…
※今日は移動日となったので、海藻成分は最初だけです。2020年9月27日懸念していた通り、本日も津軽海峡フェリーは大間発の全便が欠航となってしまいました。 朝、フェリー会社から電話で連絡を受け、大間から渡道することは諦め、青森港から乗船することにし…
2020年9月26日 台風からかわった温帯低気圧の影響により、本日の大間発のフェリーは全便欠航となりました。 しかし、前日の大雨は嘘のようにやみ、風もだいぶ弱まりました。 午前9時過ぎ、宿を出て大間崎へと向かいました。 海岸には多くの漁師さんが集まり…