海藻【観察】
※このページの文章は専門家による監修を受けていません。参考としてご覧ください。 能登半島周辺に生育するホンダワラの仲間に ウスイロモク Sargassum pallidum という種類がいます。 本種は国内での生育範囲が秋田県~石川県・富山県までとされており、日…
2021年の9月30日以降、ここ約一ヶ月半の間、石川県と富山県にまたがる富山湾西部海域沿岸で、ウスイロモク(Sargassum pallidum)の大量打ち上げが続いています。 枝切れまで含めると、今日(2021年11月14日)までに150以上の藻体を打ち上げ採集しています。 こ…
紅藻 クシノハ Dasyclonium flaccidum 採集日:2021年10月9日 採集場所:石川県能登半島 着生基質:ウスイロモク(Sargassum pallidum) 2枚目と3枚目は四分胞子嚢と嚢果なのかな? めっちゃ小さい
1. はじめに 2. 藻体 3. 葉 4. 葉の変色 5. 茎と主枝 6. 主枝上の棘 7. まとめ 1. はじめに ホンダワラの仲間に ウスイロモク Sargassum pallidum という種類がいます。 『新日本海藻誌』(吉田忠生 1998)では新潟県から秋田県、島袋(2021)では北は秋田県から…
2021.06.10 この日、能登半島に自生するエゾノネジモクを撮影することが出来ました。 褐藻 エゾノネジモク Sargassum yezoense この海藻はナラサモ (Sargassum nigrifolium) 同様、外海に面する波当たりの強い場所に好んで生えています。 個人的にはなかなか…
富山県某所(富山湾西部海域)で撮影した褐藻ヒジキ(Sargassum fusiforme)です。 1,2枚目と3,4枚目の間は2週間ほど空いていますが、生殖器床が目に付くまで大きくなっていました。 ヒジキの生殖器床は初めて見たので、うれしかったです。以下、 1,2枚目:2021.…
2021.05.31 この日、能登半島某所で褐藻ツルモ (Chorda asiatica) とその体上に着生したニセモズク (Acrothrix pacifica) を見つけました。 たくさん写真に撮ったので、このブログにも一部をあげたいと思います。 能登半島周辺に生育する海藻各種について、…
最近TG-5を使っての水中撮影にドはまりしています。 打ち上げ採集メインであった今までは、上から見下ろす構図でしか生態写真を撮ってきませんでした。 しかし一たびカメラを水中に沈めると、海藻と目線を合わせた構図や風景を写真に収めることが出来、生き…
先日、生殖器床(receptacle)を付けた褐藻ホンダワラ類の仲間 フシイトモク Sargassum microceratium を打ち上げ採集しました。 何気なくネットで日本語/英語それぞれでフシイトモクの生殖器床の画像を検索したところ、軽く探した限りでは見つかりませんでし…
2021年2月25日 とても気持ちの良い日和となったこの日、能登島へ海藻散策へ出かけました。 波穏やかな今日このごろ まだ少し寂しいかな... 潜りたいな カバノリ 毎年生えてくるね マクサかな? 柔らかそうなベッド 真ん中の海藻何だろう? ぷにぷに こういう…
日本に産する南方系ホンダワラ類の中で、本州でも一般によく観察される種類に エンドウモク Sargassum yendoi があります。 私が初めてエンドウモクについての記事を書いてから1年以上が経過しました。 この間に生殖器床を付けた個体を採集したり、付着器を…
去る2021年2月6日、石川県能登半島某所にて紅藻 クシノハ Dasyclonium flaccidum を採集することができました。 ノコギリモク (Sargassum macrocarpum) の葉を基質としていました。 クシノハについては記述のある図鑑も少なく、また学名で検索してもネット上…
能登半島周辺のホンダワラ科植物を紹介するHPを将来的に立ち上げたいので、そのひな型としてこのブログを頑張って更新していこうと思う。 当面は個別の海藻種の紹介と打ち上げ採集の様子をゆるく伝える2パターンになるかなぁ。 今回は後者、海藻が生えている…
去る2019年12月15日、石川県輪島市まで遠出して、海藻の打ち上げ採集を行ってきました。 その中で、海藻分布として非常に興味深い出来事がありましたので、ここに報告いたします。 紅藻 キジノオ 輪島市は名舟漁港。 ここ名舟は世に名も高き御陣乗太鼓の発祥…
改訂版があります。 より情報量が多いのでこちらも参考にしてください。 cladoalgae.hatenablog.com 昨日(2019年12月21日)、石川県能登島にある松島に海藻採集に出かけました。 すると打ち上げ海藻の中に エンドウモク Sargassum yendoi が何個体も含まれて…
ミヤベモク Sargassum miyabei 付着器に小さい繊維状突起を持つことで、他種と容易に区別することができます。 今までに撮りためたミヤベモクの付着器と繊維状突起。ミヤベモクSargassum miyabeiholdfast#海藻 #seaweed pic.twitter.com/l6S9GgQh7N— 能登詞…
ヤナギモク Sargassum coreanum 2019.01.03 波にたゆたうヤナギモクの小群落撮影日:2019.01.13撮影場所:石川県巌門#能登 #海藻 #seaweed pic.twitter.com/QzMyqEPq69— 能登詞藻庵 (@clado_glomerata) 2019年1月13日 波にたゆたうヤナギモク Sargassum core…
今までにTwitterにあげてきた アナメ Agarum clathratum のツイートです。 また北海道に行ってアナメ採りたい... アナメ大好き。 北海道の思い出。アナメ 2012.7.21 厚岸臨海実験所にて採集全海藻の中で一番アナメが好きかも知れない… pic.twitter.com/O6AOu…
イトアミジ Dictyota linearis 2019.07.12 繊細で美しい海藻ですよね。輪島で打ち上げ採集しました。 こういう綺麗どころが打ち上がっていたら、テンションMaxになりますね! 海藻シーズンも終わりかけとなってきたので、今日は輪島まで遠征してきた。シオグ…
※生殖器床の写真を中心にまとめた記事があります。 よろしければこちらもどうぞ。 cladoalgae.hatenablog.com フシイトモク Sargassum microceratium の腊葉(押し葉)標本。 まだこの2個体しか採集したことがないです。(2019.10.29現在) フシイトモクSargassu…