能登半島周辺の海藻

~能登詞藻庵(のとしそうあん)の海藻日誌~

海藻【腊葉(押し葉)標本】

能登半島周辺の褐藻 ウスイロモク(Sargassum pallidum)について 第1回 ~ウスイロモクの季節消長~

※このページの文章は専門家による監修を受けていません。参考としてご覧ください。 能登半島周辺に生育するホンダワラの仲間に ウスイロモク Sargassum pallidum という種類がいます。 本種は国内での生育範囲が秋田県~石川県・富山県までとされており、日…

能登産海藻 褐藻 ウスイロモク (Sargassum pallidum) 様個体について

1. はじめに 2. 藻体 3. 葉 4. 葉の変色 5. 茎と主枝 6. 主枝上の棘 7. まとめ 1. はじめに ホンダワラの仲間に ウスイロモク Sargassum pallidum という種類がいます。 『新日本海藻誌』(吉田忠生 1998)では新潟県から秋田県、島袋(2021)では北は秋田県から…

能登半島周辺の エンドウモク Sargassum yendoi について~2021.03.02 改訂二版~

日本に産する南方系ホンダワラ類の中で、本州でも一般によく観察される種類に エンドウモク Sargassum yendoi があります。 私が初めてエンドウモクについての記事を書いてから1年以上が経過しました。 この間に生殖器床を付けた個体を採集したり、付着器を…

フシスジモク Sargassum confusum の腊葉(押し葉)標本

私が能登半島周辺で打ち上げ採集をしていて、最もよく目にする海藻の一つが フシスジモク Sargassum confusum です。 盤状の付着器に陸上植物のような大きな葉をしており、比較的簡単に同定することができます。 その一方で本種の形態変異の幅は大きく、葉の…

懐かしの腊葉(押し葉)標本

これは私が大学卒業以来、久しぶりに制作した腊葉(押し葉)標本です。 実家に戻って就職して、休日に海藻観察に出かけるようになり、自然と押し葉づくりも再開しました。 この時はまだ道具類もそろっていませんでしたが、何とかなるものですね。 フシスジモク…

ミヤベモク Sargassum miyabei の付着器と腊葉(押し葉)標本

ミヤベモク Sargassum miyabei 付着器に小さい繊維状突起を持つことで、他種と容易に区別することができます。 今までに撮りためたミヤベモクの付着器と繊維状突起。ミヤベモクSargassum miyabeiholdfast#海藻 #seaweed pic.twitter.com/l6S9GgQh7N— 能登詞…

アナメ Agarum clathratum 関連ツイートまとめ

今までにTwitterにあげてきた アナメ Agarum clathratum のツイートです。 また北海道に行ってアナメ採りたい... アナメ大好き。 北海道の思い出。アナメ 2012.7.21 厚岸臨海実験所にて採集全海藻の中で一番アナメが好きかも知れない… pic.twitter.com/O6AOu…

フシイトモク Sargassum microceratium 腊葉(押し葉)標本

※生殖器床の写真を中心にまとめた記事があります。 よろしければこちらもどうぞ。 cladoalgae.hatenablog.com フシイトモク Sargassum microceratium の腊葉(押し葉)標本。 まだこの2個体しか採集したことがないです。(2019.10.29現在) フシイトモクSargassu…

腊葉標本(押し葉標本)の紹介

この1枚目のホンダワラは、自分でも大いに気に入っている。 また同じように作ろうとするのだけど、不思議とうまくいかない。 この日この時だけ作れた、そんな1葉です。 ホンダワラ Sargassum fulvellum ホンダワラ Sargassum fulvellum フシスジモク Sargass…