2019-01-01から1年間の記事一覧
去る2019年12月15日、石川県輪島市まで遠出して、海藻の打ち上げ採集を行ってきました。 その中で、海藻分布として非常に興味深い出来事がありましたので、ここに報告いたします。 紅藻 キジノオ 輪島市は名舟漁港。 ここ名舟は世に名も高き御陣乗太鼓の発祥…
改訂版があります。 より情報量が多いのでこちらも参考にしてください。 cladoalgae.hatenablog.com 昨日(2019年12月21日)、石川県能登島にある松島に海藻採集に出かけました。 すると打ち上げ海藻の中に エンドウモク Sargassum yendoi が何個体も含まれて…
先日、ひと月ぶりに富山県の氷見に海藻の様子を見に行きました。 寒くなってきて、海の中は賑やかになり始めていました。 繁茂し始めている褐藻・ホンダワラ類 ~氷見 小境~ 比美乃江公園 氷見北部某所 比美乃江公園 晴天に恵まれたこの日。 氷見の海藻観察…
私が能登半島周辺で打ち上げ採集をしていて、最もよく目にする海藻の一つが フシスジモク Sargassum confusum です。 盤状の付着器に陸上植物のような大きな葉をしており、比較的簡単に同定することができます。 その一方で本種の形態変異の幅は大きく、葉の…
NHKの『新日本風土記』が好きで録りだめしています。 土地土地の習俗をとり上げているので、時々海藻が出てくる回があります。これは『新日本風土記』を5分に短縮した姉妹番組『もういちど、日本』で放送された「トンドウ」の回。鳥取市酒津地区、祭りの日、…
これは私が大学卒業以来、久しぶりに制作した腊葉(押し葉)標本です。 実家に戻って就職して、休日に海藻観察に出かけるようになり、自然と押し葉づくりも再開しました。 この時はまだ道具類もそろっていませんでしたが、何とかなるものですね。 フシスジモク…
ミヤベモク Sargassum miyabei 付着器に小さい繊維状突起を持つことで、他種と容易に区別することができます。 今までに撮りためたミヤベモクの付着器と繊維状突起。ミヤベモクSargassum miyabeiholdfast#海藻 #seaweed pic.twitter.com/l6S9GgQh7N— 能登詞…
ヤナギモク Sargassum coreanum 2019.01.03 波にたゆたうヤナギモクの小群落撮影日:2019.01.13撮影場所:石川県巌門#能登 #海藻 #seaweed pic.twitter.com/QzMyqEPq69— 能登詞藻庵 (@clado_glomerata) 2019年1月13日 波にたゆたうヤナギモク Sargassum core…
今までにTwitterにあげてきた アナメ Agarum clathratum のツイートです。 また北海道に行ってアナメ採りたい... アナメ大好き。 北海道の思い出。アナメ 2012.7.21 厚岸臨海実験所にて採集全海藻の中で一番アナメが好きかも知れない… pic.twitter.com/O6AOu…
イトアミジ Dictyota linearis 2019.07.12 繊細で美しい海藻ですよね。輪島で打ち上げ採集しました。 こういう綺麗どころが打ち上がっていたら、テンションMaxになりますね! 海藻シーズンも終わりかけとなってきたので、今日は輪島まで遠征してきた。シオグ…
※生殖器床の写真を中心にまとめた記事があります。 よろしければこちらもどうぞ。 cladoalgae.hatenablog.com フシイトモク Sargassum microceratium の腊葉(押し葉)標本。 まだこの2個体しか採集したことがないです。(2019.10.29現在) フシイトモクSargassu…
この1枚目のホンダワラは、自分でも大いに気に入っている。 また同じように作ろうとするのだけど、不思議とうまくいかない。 この日この時だけ作れた、そんな1葉です。 ホンダワラ Sargassum fulvellum ホンダワラ Sargassum fulvellum フシスジモク Sargass…
地方海藻誌紹介~『原色青森県海藻図鑑』~ 個人的に蒐集している地方の海藻誌。今回手に入れたのは、『原色青森県海藻図鑑』昭和55(1980)年 刊行七尾善麿 著素晴らしいの一言。まず生体・押し葉標本の写真がとても美しい。お気に入りはホンダワラ類とサンゴ…
国陽工芸株式会社さんにお願いして制作していただきました。 ツヤナシシオグサ Cladophora opaca ミリン Solieria pacifica 退色しないのが本当にうれしいです。 海藻アクリル標本で有名な国陽工芸株式会社さんにお願いして、個人でアクリル標本を作っていた…
氷見なう。あいにくの天気でステップ護岸に生えている海藻はよく観察出来ない。しかしこの打ち上げよ!ちょうど浮き藻がたまる地形のようだ。付着器ごと剥がされたノコギリモクの山また山。ほかにトゲモク、ヤナギモク、ヨレモク、ツルアラメ、マクサが大量…
地方海藻誌紹介 ~『相模湾の海藻』~ 先日来、太平洋岸の海藻に対するワクワクがおさまらず、そういえばまだ持っていなかったこの地方海藻誌を買い求めた。『相模湾の海藻』Amazonだと定価の倍していたので、ダメもとで出版社さんにメールしたらまだ在庫が…
ブログ始めました。 波打ち際にたゆたっていたのを、キャッチ。なんてプリプリなミリンなんだ。学生時代にはホソバミリンしか見つからなかった。この肉感、サイズに感動。 #海藻 #能登 pic.twitter.com/v0q8zAa3Xy— 能登詞藻庵 (@clado_glomerata) March 13,…