富山 氷見の海藻 第2回 ~2019.11.21~
先日、ひと月ぶりに富山県の氷見に海藻の様子を見に行きました。
寒くなってきて、海の中は賑やかになり始めていました。
比美乃江公園
晴天に恵まれたこの日。
氷見の海藻観察は、まずこの比美乃江公園から始めるのが私のルーティーン。
ステップ護岸には確認できた限りでアオノリ類 Ulva sp. が繁茂していた。
例年、このステップ護岸にはアオノリとシオグサがびっしり生えるので、これから楽しみ。
またこの日は、ホンダワラ類の干からびた付着器が大量に打ち上っていた。
氷見北部某所
お気に入りの某所。
このステップ護岸地先に設置された石に、毎年多くの海藻が生える。
まず目についたのは大量に茂るホンダワラ類。
ぱっと見たところジョロモク、ミヤベモク、ノコギリモク(もしくはトゲモク?)、ヤツマタモクが多いようだ。
また先月にはまだ目立たなかった紅藻類やその他の褐藻類、緑藻類も成長を始めていた。もうシーズンが始まったのだ。
富山県 氷見 海藻 2019.11.21 その2 ヤツマタモク Sargassum patens
このヤツマタモクは本当に美しかった。
打ち上げにはツルシラモ Gracilariopsis chorda が。
これはシオミドロ Ectocarpus siliculosus だろうか?
近くでボーリング調査していたおじさんとおしゃべりして、この日の氷見海藻観察は終了した。
海藻をみていると、物不思議そうに声をかけられることがままある。
日本人は海藻を食べはするが、海藻それ自体には無関心な人が多い。
さびしいことだ。
また来月、観察に来ましょう。ぜひ寒ブリも昼に食べたいな。