能登半島周辺の海藻

~能登詞藻庵(のとしそうあん)の海藻日誌~

2020年秋 北海道海藻採集 9日目 新ひだか物語

2020年10月1日

苫小牧~日高(静内・三石)

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苫小牧を出発した私は、北海道新ひだか町静内の海岸で打ち上げ観察を行いました。

幸いなことに、たくさんのコンブが浜に打ち上がっていました。

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打ち上がっていたコンブをよく見ると、中帯部は狭く緩い溝状(反対面では隆起)となっていました。

これがミツイシコンブです。

図鑑に書いてあった通りで、感動しました。

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2020年秋 北海道海藻採集 9日目(1) 静内 ミツイシコンブ打ち上げ

マコンブとは全然違いますね。

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鹿部産マコンブ 中帯部は不明瞭

どうぞ打ち上げの様子をお楽しみください。

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2020年秋 北海道海藻採集 9日目(2) 静内 ミツイシコンブ打ち上げ


2020年秋 北海道海藻採集 9日目(3) 静内 ミツイシコンブ打ち上げ

日高地方で採れるミツイシコンブは『日高昆布』の名前で市場に流通しています。

こうして浜に打ち上がったコンブを拾う『拾いコンブ漁』という漁法も存在し、干し場で乾燥させて商品として出荷します。

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三石地区の昆布干し場

『日高昆布』として様々なパッケージで店頭に並ぶミツイシコンブ。

道の駅隣の物産館での陳列の様子です(撮影の許可をもらっています)。

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日高の海はまったくミツイシコンブの海なのだと実感しました。

そのほか、今日採集できた海藻を紹介します。

こちらはTwitterからの引用です。

 

明日、ついに襟裳岬を越えます。

私の中では、ここからが北海道遠征の本番です。

アナメ、スジメ、ゴヘイコンブ...

憧れの海藻に出会えるといいな。

それでは。