2020年秋 北海道海藻採集 16日目 紀行編 ~マリモ、その愛~
2020年10月8日
釧路~阿寒湖~釧路
本日より海藻採集からはしばらく離れ、旅の紀行文がメインとなっていきます。
それでも少しは海藻・藻類の話題を何とか入れたいと思っていますので、お暇なときに読んでいただけたら嬉しいです。
そう考えると、この一連の北海道遠征のブログは、打ち上げ採集だけでなく、北海道における人と海藻・藻類の関わりを紹介する、そんな立ち位置になるかも知れないです。
させ今日は朝一で釧路のある砂浜を見てみましたが、コンブの仲間がすこ~しだけ打ち上がっているだけでした。
もう採れないとわかっていても、つい浜をのぞいてしまうこの性...
いやだって、釧路ですよ。
ここより東はコンブの楽園で、図鑑でしか見たことのなかった種類がごまんと生えているのです。
限りあるチャンスを無駄には出来ません。
アイヌワカメ科の珍種であるクシロワカメや稀少なエナガコンブが落ちている可能性があるのです。
ならば万難を排してでも、日に一度は海を見るべきでしょう。
なんにせよこうして夢破れた私は、おとなしく阿寒湖へ向かうことにしました。
釧路市街からは車でおよそ1時間20分程度で行くことが出来ます。
阿寒湖の周りはもうすでに木々が色付き始め、美しい紅葉が楽しめるようになっていました。
温泉は明日にして、せっかくなので今日は観光船に乗って阿寒湖クルーズを楽しむことにしました。
「まりもの里桟橋」と呼ばれるターミナルがあるので、そこで乗船券を購入します。
車は近くの有料駐車場に停めました。500円です。
もし旅館やホテルに宿泊しているのであれば、十分歩いて来られる範囲です。
阿寒湖温泉街はそんなちょうどいい大きさなのです。
もう一か所「幸運の森桟橋」という所からも乗船できます。
そしていよいよ出港です。
2020年秋 北海道海藻採集 16日目(1) 阿寒湖 観光船
この日は風は少しありましたが、湖面は鏡のように凪いでいて、船の航跡がはっきりと分かりました。
岸辺の紅葉が湖面に写って、本当に美しかったです。
やがて船は阿寒湖に浮かぶチュウルイ島に到着しました。
ここには「マリモ展示観察センター」があります。
停泊時間は15分ですが、ちゃんとそれで見て回れたので、心配ありません。
もし展示されているマリモの写真をゆっくり撮りたいなら、列の最後尾に並ぶと良いです。
たいていの人はすぐ通り過ぎていってしまうので、シャッターチャンスが増えます。
2020年秋 北海道海藻採集 16日目(2) 阿寒湖 マリモ展示観察センター
在島時間は15分と短いですが、かなり満足できる展示でした。
本物のマリモをかなりの数見ることが出来るので、結構楽しいです。
クルーズは約1時間20分で終了。
今からの時期は紅葉も進み、景色はさらによくなっていくので、絶対におすすめです。
お昼に食べた「まりもラーメン」。
スープをかけることで、緑色にかわってマリモっぽくなります。
マツモかな...?
それでは。